現場によって、環境はさまざま。流れが急な川と対峙する場所だったり、雪が高々と降り積もった場所だったり、それぞれの現場に適した作業のノウハウがあり、⽴⼭で砂防ダムや道路などをつくっています。
山とまちはつながっています。まちの暮らしを守るために欠かせない仕事であると⾃負しています。また、環境への負荷がなるべく少ない⼯事を⼼がけ、立山の美しさを後世に残すこともとても大事にしています。
立山町の中心部に一番近い駅は、富山地方鉄道立山線の五百石駅。この界隈での仕事の実績もあります。たとえば、防災と子育てを集約した複合施設「アカリエ」の建設。「アカリエ」は、災害時における避難所としての機能を備えつつ、350席の多目的ホールがあり、遊戯室や乳幼児室などがある複合施設です。
建築事業にも多くの実績を有する丸新志鷹建設株式会社は、地域が山岳観光地としてだけではなく、住みよいまちとしても発展していけるように貢献しています。
立山黒部貫光株式会社が運営する「立山黒部アルペンルート」には、年間約100万人もの旅行者が訪れます。ここには国内はもとより、約65ヶ国、海外からの訪日旅客も含まれます。
この地での安全確保は一筋縄ではいかず、作業には厳しさが伴います。たとえば、除雪。厳しい寒さのため雪は氷となり、チェンソーを使わなければ作業が進みません。また山の中のため斜面での作業となり、場所によってはかなり急な勾配。ここでの作業には、施工業者である丸新志鷹建設株式会社ならではのノウハウが生かされています。山岳観光地の立山にはなくてはならない企業です。
緊急で何かあった際、丸新志鷹建設株式会社は頼りになる身近な存在。現在は、立山の整備をさらに進めていこうと「立山の登山道整備促進協議会」を一緒に立ち上げました。富山県をはじめ環境省や林野庁などの関係機関を絡めつつ、登山道並びに吊橋の整備を進めています。
立山の資産である、独自の自然や文化を守り、後世に残していく。この想いは当社、丸新志鷹建設株式会社、共通するものでしょう。訪れる人が心洗われる地であり続けるために、これからも尽力していきたいと思います。
取締役社長 見角 要
立山黒部貫光株式会社 富山県と長野県を結ぶ国際山岳観光ルートである「立山黒部アルペンルート」を運営している事業者。立山ケーブルカーや立山高原バス、立山ロープウェイなどの運輸事業をはじめ、ホテル事業、構内販売事業などを行っている。富山県を代表する立山を守り伝えるため、地域振興と国際化の推進に努めている。丸新志鷹建設株式会社とは、「立山黒部アルペンルート」の主要区間における土木工事を中心として、施主と施工業者との関係で携わっている。